管打ち式銃砲 備前住光信盛正作 地鉄惣巻張 長さ130.7cm 登録証付属

------商品説明------
ご覧いただきありがとうございます。
備前住光信盛正作銘の入った管打ち式銃砲の出品です。

鉄砲鍛冶名鑑に名前が載っているものの、その他の情報が全く無い謎めいた人物です。
過去には火縄銃流派の藤岡流の四匁筒を造った記録がございます。

この度旧家の蔵の整理品として譲り受けました。
登録証取りたての初出し品です。

■銃身
全体的に羊羹色の様な美しい艶のある深い色味の黒錆に覆われており、鍛えの良さが感じ取れます。
外部には朽ち込み錆は無いものの、一部凹み等ございます。
薄っすらとですが銘の横には「地鉄惣巻張」と銃身に銘が切られている為、肉厚な銃身で重量感がございます。

目くぎ穴の金具は欠損なく台木の目くぎと、一部一致しております。
先目当てや元目当てはガタつき等ございません。
銃口から息を吹き込むと火穴からスムーズに空気が抜けていきます。

尾栓は多少緩い部分がございますが、ネジ山は正位置まで締まります。

■台木
台木は所々渦を巻いている様な透明感のある玉杢の杢目が美しく、深い茶色に虎目が走る姿は目を惹きます。
目釘穴や飾り金具などに飾りがなく、シンプルに仕上げられた姿を見るととても雄々しく、無骨な見た目は飽きが来ません
カルカを収納する穴の切れ目は開きなくピッタリと閉じております。

玉杢を使用した台木は、杢目に沿ってヒビや割れが起こりやすいのが欠点ですが、当管打ち銃は経年の割に欠点はあまりございません。
長期保管されていたと思えないほど台のコンディションは非常に良いです。

■金物
地板や火ばさみ、毛抜き金が鉄で作られており、浮きサビ等の無い金物は鍛の良さが見て取れます。
カラクリは実戦向きの毛抜き金の付いた外カラクリで、火挟みを上げる際の手応えはとても心地良いです。
全体的に鉄で造られた金物は統一感があり、部品の欠品は無くコレクションにおススメの一挺です。

実際に時代行列等でご使用いただいてもオススメですが、歴史的資料として保存していただくのも最適です。
あくまでも古美術品ですので、当火縄銃で事故が起きた際は自己責任でお願いします。

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