リッコー製の精密なダイキャストモデルです。 今でも伝説的に語られるグループBラリーですが、当時の英国フォードは非常に意欲的でした。 他メーカーが一応市販車ベースとしている中、完全にラリー専用としてこのRS200は作られました。 グループB版ランチアストラトスを目標に流線型の小さなボディに4WD、450馬力のコスワースエンジンを搭載。 最強のラリーカーとなるはずでしたが、参戦2戦目のポルトガルラリーで客席に突っ込んでしまい、31人が負傷する大事故を起こしてしまいました。 これによりフォードワークスは一時撤退、その後活躍の場を失うという悲劇的な末路を迎えてしまいます。 このようなバックボーンからかなかなか立体化にも恵まれず、1/18スケールのダイキャストモデルとしてはこのリッコー製のものが唯一となります。 前後カウル、ドアの稼働はもちろん、エンジンカバーの着脱、サスペンションの稼働ギミックもついております。 エンジンのディテール等も京商と並べても見劣りしない程度には良くできておりますね。 古いモデルではありますが、未展示保管品ですので、外箱、本体共に綺麗な状態です。 今ではなかなか出回る事のない貴重なモデルですので、グループBファンの方は是非この機会に。 撮影に伴いハセガワコーティングポリマーにてコーティング、タミやモデリングワックスで艶出しを行いました。